老化の原因となるホルモン
ホルモンというのは人間の体の機能を調整するためには欠かせないものなのですが、インスリンとコルチゾールは、上手につきあわないと老化の原因となります。
まずインスリンなのですが、これはすい臓から分泌され、血糖値を下げて体内の細胞にエネルギーとなる糖を届けるという重要なホルモンなのですが、この分泌量が増えてしまうと体脂肪を増加させてしまうこともあり、俗に肥満ホルモンとも呼ばれていたりします。
ちなみに糖尿病というのは、すい臓から出るインスリンが減少、またはインスリンの働きが悪くなって、血糖値を下げられなくなった状態が続く病気のこどで、つまりは多くても少なくてもダメだというちょっと難しいホルモンなのです。
そしてコルチゾールなのですが、これは別名「ストレスホルモン」とも呼ばれていて、体内時計のリズムに合わせて分泌されるのですが、睡眠中の午前3時から明け方くらいにはこの分泌量が増え、体を覚醒させたり、炎症やアレルギーを抑えたり、また脂肪を燃焼させてエネルギーを作り出すなどの働きがあります。
これもインスリンと同じく適量に分泌されていれば、全く問題のないホルモンなのですが、睡眠不足や強いストレスなどによって過剰に分泌されてしまうと、血糖値は上昇し、免疫の低下、血圧上昇などの問題を起こし、若返りを担っているDHEAを浪費し、この状態が続いてしまうと体はダメージを受け、うれしくない老化が促進されてしまいます。
つまりは、なにごともバランスが大切だということなのですね。
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