身長が縮んだら
人間の骨というのは、大人になったら成長しないと思うかもしれませんが、実は骨自体は活発な新陳代謝を繰り返していて、古くなった骨を破壊、吸収する破骨細胞と新しい骨を作る骨芽細胞の働きによってなんと年間に体全体の1割もの骨が新しいものに入れ替わっているんですよ!!
この骨による破壊と創造の動きなのですが、常にバランスよく働いていれば問題ないのですが、破壊するスピードが新しい骨を作り出すスピードを上回ってしまうと、骨がスカスカとなり、もろくなった骨は骨折しやすくなってしまいます。
いわゆる骨そしょう症というのですが、この割合というのが聞いて驚くなかれ、なんと日本国民の役割がこの病気に悩まされています。
そのうち7割は女性となっており、50歳を超えている女性にはとくに多いのだそうです。
というのも、日本人女性の平均的な閉経年齢が50.5歳となっていて、これによって破壊細胞の働きを抑える女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が低下し、骨の破壊のほうが進んでしまうのだそうです。
しかも、この骨粗しょう症、骨量が減少しているという自覚症状はほとんどないので、突然の転倒などで骨折してしまうことが多く、場合によっては背骨がつぶれるように骨折する圧迫骨折もよくあるのだとか。
無理なダイエットや運動不足などの生活習慣は、骨に大きな影響を与えますので、ダイエットするにも栄養を摂らない方法をとるのではなく、カルシウムとカルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含む食品をとることが大切です
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